次期Capture Oneで検討されている?

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これまでも何回かCapture Oneからアンケートへの回答を求められ、問われた内容が次期メジャーアップデートに直接反映されたり、そういう程でもなかったりだったが、いまさっき「複数の写真をまとめる合成について」的な質問に答えた。

それはHDRであったりパノラマ合成についてで、私は複数枚の写真でHDR合成をすることがないのでパノラマ合成をすると答え、以下質問が続いた。

パノラマを作成した人なら感じてきたあんなことこんなことが質問に含まれていて、このあたりからCapture Oneがパノラマに対してどの程度リアリティーをもって考えているか知る機会を得た感じがする。もしかすると、次期メジャーアップデートでRAWデータ複数枚からパノラマをつくるツールが実装されるか、Capture Oneと連携する別ソフトウエアというかパノラマ専用ツールが生まれるかもしれない。

たとえばLightroomでRAWデータをステッチしてパノラマ状にしてからDNGで書き出してCapture Oneに持ち込んで現像というのは回りくどい。私にとってもっとも使いやすい現像ソフトがCapture Oneなので、常にパノラマ化する必要はなくても機能が実装されるなら便利なのは間違いない。

もしかするとパノラマではなく、合成する素材同士を違和感のない調子に仕上げて抜き合わせまでする機能かもしれない(とは言ってもパノラマのほうが現実的)。

現バージョンに至るまで、画像をかたちづくる諸要素それぞれすべて随意にコントロールしようとしてきたのがCapture Oneで、色、階調などを事細かに調整するツールが実装されている。ただし「ないものを加える」操作はPhotoshopでやりましょうというスタイルだった。パノラマは「ないものを加える」ではないが、ひとつのデータにない情報をつなぎ合わせてつくるツールとして今までのCapture Oneにはない領域への進化を意味する。

そういえば質問に画像をつなぎ合わせてパノラマ化するとき随意にコントロールしたいものは何かという項目があり、こんなところがCapture Oneらしくもあるし、まだかたちにすらなっていないが同社にとって重要な検討課題なっているのは間違いないと思う。

© Fumihiro Kato.
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・スタジオ助手、写真家として活動の後、広告代理店に入社。 ・2000年代初頭の休止期間を除き写真家として活動。(本名名義のほかHiro.K名義他) ・広告代理店、広告制作会社勤務を経てフリー。 ・不二家CI、サントリークォータリー企画、取材 ・Life and Beuty SUNTORY MUSEUM OF ART 【サントリー美術館の軌跡と未来】、日野自動車東京モーターショー企業広告 武田薬品工業広告 ・アウトレットモール広告、各種イベント、TV放送宣材 ・MIT Museum 収蔵品撮影 他。 ・歌劇 Takarazuka revue ・月刊IJ創刊、編集企画、取材、雑誌連載、コラム、他。 ・長編小説「厨師流浪」(日本経済新聞社)で作家デビュー。「花開富貴」「電光の男」(文藝春秋)その他。 ・小説のほか、エッセイ等を執筆・発表。 ・獅子文六研究。 ・インタビュー & ポートレイト誌「月刊 IJ」を企画し英知出版より創刊。同誌の企画、編集、取材、執筆、エッセイに携わる。 ・「静謐なる人生展」 ・写真集「HUMIDITY」他
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