いま千葉はどうなのか

台風の被害を受けた千葉は、私にとって大切なロケ場所だ。常々通っている千葉の現状を外部の者として見たまま聞いたままに書きたいと思う。

2019年9月9日に千葉県を直撃した台風15号の影響で県内全域のインフラが寸断され、なかでも長期にわたる停電と停電にともなう断水が人々を苦しめた。10月初旬現在、鋸南町の山間部を除いて電力供給は復旧し、道路もまた極一部の区間以外は通行が可能で問題なく行き来できるようになった。

一見すると人々の生活や環境は落ち着きを取り戻そうとしているように見えるし、仕事や観光で千葉を訪ねるのになんら問題はないようにも感じられる。

ただし破損箇所がいまだ修繕されていない家屋があり、ブルーシート等で養生されていないものもあった。屋根の被害が大きく報道されているが、壁面や開口部が破壊された家屋もある。倒れたままの樹木や柱もあった。

また農業や漁業への影響は大きく計り知れないものがあった。農産品直売店舗で、いつもの季節商品がすべて整わず品揃えにばらつきが見られた。漁港をいくつか見てまわったが各種施設が破損しているケースがあり、これらが元どおりになるにはしばらく時間がかかりそうだ。第一次産業に与えた影響は計り知れない。

営業再開できない店舗や商業・観光施設がある。被害甚大で停電の期間が長かった南房総館山周辺では、千葉南端に位置する館山ファミリーパークの再開がのびのびになっている。直近の情報では10月12日に再開すると告知されている。

今回の災害で、資本力が小さい店舗や施設のなかには閉店・閉業するものも出てくるのではないかと思われる。個人の家屋の被害も保険等で修繕費がまかなえたり自己資金で復旧できればよいが、なかなか難しそうな状況だった。

これが南房総を中心に私が見たもの聞いたものだ。他県の人々が遠慮して千葉へ行くのをためらう必要はないし、営業再開した店舗等で買い物や食事や娯楽をすることが千葉をバックアップすることにつながると言える。

営業を再開した店舗や施設では十分なサービスが提供されている。観光や仕事で訪れる者を地元の人々は歓迎してくれるだろう。

© Fumihiro Kato.
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・スタジオ助手、写真家として活動の後、広告代理店に入社。 ・2000年代初頭の休止期間を除き写真家として活動。(本名名義のほかHiro.K名義他) ・広告代理店、広告制作会社勤務を経てフリー。 ・不二家CI、サントリークォータリー企画、取材 ・Life and Beuty SUNTORY MUSEUM OF ART 【サントリー美術館の軌跡と未来】、日野自動車東京モーターショー企業広告 武田薬品工業広告 ・アウトレットモール広告、各種イベント、TV放送宣材 ・MIT Museum 収蔵品撮影 他。 ・歌劇 Takarazuka revue ・月刊IJ創刊、編集企画、取材、雑誌連載、コラム、他。 ・長編小説「厨師流浪」(日本経済新聞社)で作家デビュー。「花開富貴」「電光の男」(文藝春秋)その他。 ・小説のほか、エッセイ等を執筆・発表。 ・獅子文六研究。 ・インタビュー & ポートレイト誌「月刊 IJ」を企画し英知出版より創刊。同誌の企画、編集、取材、執筆、エッセイに携わる。 ・「静謐なる人生展」 ・写真集「HUMIDITY」他
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