広告を貼る問題から始まるあれこれ

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日記的な何かです。

このページにも私の活動の広告というかリンクバナーが貼ってあるわけですが、第三者の商品やサービスの広告は掲載していません。みなさんの中に感じること、言いたいことがある人もいると思いますが、私が運営しているサイトなので私がやっていることへのリンクくらいは許して欲しいというか、だったら何のためにサイトを運営しているのかの本質的な問題にまで発展するといったところがあります。

ではなぜ第三者の広告を貼っていないのか。第三者の広告を掲載して、その広告配信元から掲載費が入ればよいと言ってもいられない事情があるので、いまのところ当サイトもリンク先の別サイトも無広告のままです。

言ってもいられない事情とは何か。広告を貼ってお金を稼ぎ出すと、あたりまえながら稼ぎが出る記事を量産したくなるわけで、これを突き詰めていくと話題になりそうなできごとを漁って、見ず知らずの人たちが検索でやってくるような煽り要素を入れて、最終的には「まとめサイト」とか「いかがでしたか的な無内容なサイト」へ近づいて行きます。

そうしなければいいだろ、と言われそうですが広告で稼ぐのが目的になるのだから効率よく稼げる方法へ移行するのが自然であって、そうしない選択が取れるなら広告を採用しないままでよいことになります。また、昨今の情報サイトのノリがどうしても好きになれず、ああいう人(運営者かつ商品や情報を紹介する人)を装い、ああいう情報を量産するのが苦しみでしかなくなるのが目に見えています。

最近、考えさせられる出来事と遭遇しました。

ちょっと特殊な、それでも特定層に流行りそうなネタをやっていらっしゃった方が、こまめな記事更新でメディアにも出演するくらい有名になって、これで十分ではないかと思うのですがサイトに広告を大量に掲出するようになったのです。

WEB広告はどのような広告が入るかサイト運営者側が厳密に決められないため、そのサイトには倫理的にはOKな広告であっても下品なデザインや煩わしい表現、なにかと違和感が大きいバナーが要所要所に挿入されて閲覧しにくいことこのうえなくなりました。広告そのものを否定する気がなくても、どこかのページで広告が邪魔で広告表現がいらつく経験している方も多いのではないでしょうか。

この方を非難したくて例を挙げたのではく、いろいろ考えた末に広告掲載へ踏み切られたのは間違いないだろうし人それぞれ事情があるのはわかったうえで、いまどきのWEB広告とサイト運営の難しさを指摘した次第です。サイトデザインやアドブロックを遮断する場所を変更するなど広告採用上の変更が続いているので、記事に毎回コメントを書く常連さんを除いてアクセス数が減っていそうですし、記事の内容も変質しつつあるのを他人事ながら大丈夫かなあとはらはらしながら見ているといったところ。

検索から流れてくる人を底引き網のように収穫してはじめて情報商材が煽るような広告収入になるのは一般の方にどれだけ知られているのでしょう。冒頭に書いたように話題になりそうなできごとを煽り要素満載の記事、提灯持ちのピエロに徹するのがむなしくなってまでサイトを運営する意味があるのかどうか。

ここは私が勝手に開設しているサイトなのだし、アクセス制限している訳でもないのでご自由にご覧ください。ただし、せちがらい世の中なので先のことまで保証はできません。人の心が折れるタイミングはほんと微妙なものであるし、なにがどう作用してぽっきり行くか本人にもわからないところがあります。

経緯をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、数年前に収束するまで長期間にわたって私と当サイトなどがSNS上から根拠ないデマで誹謗中傷されてきました。この嫌がらせを発見したとき私も当サイトもSNSで活動がなく、その後もいつ何時どこから攻撃されるのか不安がありTwitterなどにアカウントを持たずに今日まできました。けっこうな数のプロジェクト、商談、人間関係をデマと誹謗中傷で破壊された痛手はいまだ回復できないままなのですが、もしかすると告知などをするアカウントをSNSに持つことになるかもしれません。

当時は警察の初動が悪く、様々な機関もSNS上からの誹謗中傷を軽んじる傾向がありましたが、ここ半年から1年で状況が変わったのを感じます。見ず知らずの何ら関わりがない赤の他人からの嫌がらせがあっても、多少救われるなら痛手の回復のため宣伝しようかという試みです。痛手の大きさ、実生活にまで及んだ恐怖、無敵の人の賠償しらばっくれ、とけっこうつらすぎる日々が続いていますが……。

© Fumihiro Kato.
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・スタジオ助手、写真家として活動の後、広告代理店に入社。 ・2000年代初頭の休止期間を除き写真家として活動。(本名名義のほかHiro.K名義他) ・広告代理店、広告制作会社勤務を経てフリー。 ・不二家CI、サントリークォータリー企画、取材 ・Life and Beuty SUNTORY MUSEUM OF ART 【サントリー美術館の軌跡と未来】、日野自動車東京モーターショー企業広告 武田薬品工業広告 ・アウトレットモール広告、各種イベント、TV放送宣材 ・MIT Museum 収蔵品撮影 他。 ・歌劇 Takarazuka revue ・月刊IJ創刊、編集企画、取材、雑誌連載、コラム、他。 ・長編小説「厨師流浪」(日本経済新聞社)で作家デビュー。「花開富貴」「電光の男」(文藝春秋)その他。 ・小説のほか、エッセイ等を執筆・発表。 ・獅子文六研究。 ・インタビュー & ポートレイト誌「月刊 IJ」を企画し英知出版より創刊。同誌の企画、編集、取材、執筆、エッセイに携わる。 ・「静謐なる人生展」 ・写真集「HUMIDITY」他
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