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こんな更新をするのは十数年ぶり、下手したら二十数年ぶりな気がする。
私にできることなんて昨年だって今年だってまったく大したものではないし、なにかして世界がいっきに明るく開ける訳でもないのだがネガティブな愚痴を放ってもよいことなんて何もないのははっきりしている。
「未来はない」と愚痴をぐちぐちつぶやき続けていれば言霊がその通りの時代をつくりあげるのは既に実証済みで、これからを生き抜かなければならない世代や、これから生まれてくる人たちに失礼きわまりないではないか。そういう未来しか見えないなら、いまのうちにとっとと別の世界へ行けばよいのだ。
未来というか明日もしくは次の一日は自分がどうするかでしかない訳で、大したことができないながら何かやっていればどうにかなるのだし。
今年から、三十年来積み重ねてきたけち臭さと、けち臭くして無駄だ邪魔だ不合理だと嫉妬もしくは妬みで余裕が切り捨てられ不毛な荒野と化した世界に、ふたたび余裕、余地、余白、贅沢を取り戻すほかないだろう。
怖がることはないのだ。好き勝手に、お得で楽しい道を選べばよい。けち臭い連中の顔色を伺う必要などない。では、おめでとうよい年を。
© Fumihiro Kato.
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