mac OSで手軽に電子透かし

電子透かしは画像データに著作権者名や連絡先等々を埋め込むもので、画像を開いて肉眼で見ても判別できないが、Exifなどのように消去や改変できず、画像をコピーや編集しても情報が消え去らない点で著作権の侵害を立証するのに役立つ技術だ。埋め込む内容はテキストだけでなく画像も可能で、パスワードを設定することで権利者のみ確認や削除をできる。電子透かしを提供するサービスにはフォトショップのプラグインとして有名なDigimarcがあるが、Digimarcを利用するにはDigimarc社にアカウント登録をしなければならない。もっと手軽に、著作権者のローカル環境のみで完結する方法となると、めったにソフトウエアがないうえ(私が知る限り)mac OS(あるいはOSX)で起動できるものは皆無だ。

Windows用のソフトでは2005年で開発が停止しているものの「ステガノグラファー」がある。ステガノグラファーは窓の杜に登録http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se158183.htmlされているフリーウエアで、インターフェイスは2005年までのWindows仕様であるためmacのUIに慣れている人には抵抗があるかもしれないが電子透かしを埋め込む機能は高度で完成され尽くされている。

「ステガノグラファー」
■パッケージ構成
1. 電子透かしエディター
2. COMサーバー(透かしのエンコード/デコード)
3. シェル拡張(透かしの抽出)
4. IEコンテキストメニュー拡張(透かしの抽出)
■機能概要
・錯乱画像に大容量の透かしデータが埋め込み可能。
フルカラー画像で画素データサイズの約10%~60%、インデックス画像で約12%~87%の透かしが埋め込み可能です。
・ファイル、ショートカットを圧縮して透かしとして埋め込めます。
・MD5によるパスワード暗号化、IDEAによる透かしデータの暗号化。
■錯乱画像として読み込める画像ファイル形式
・BMP/JPEG/GIF/TIFF/PNG
・フォトCD/フォトCDオーバービュー
・アイコン/カーソル/ICL/ANI
・AVI/MPEG
・MOV/PSD/PICT
■保存できる画像ファイル形式
ビットマップGIF/PNG/TIFF/JPEG

macでWindows用のアプリケーションソフトを動かすには、Parallels Desktopなどで仮想環境を構築する必要があり、こうした仮想環境上にWindowsを起動させるためWindows OSを別途購入しライセンスを有効にしなければならない。仮想環境の自由度が高いmac OSを使用しているなら、こうした方法が間違いなく、さらにすべてと言っても過言ではないWindows用のソフトを使えるが、Windowsのライセンスを必要としない方法もある。

playOnmac https://www.playonmac.com/en/ はMicrosoft Windows上で動作するように設計されたビデオゲームやアプリケーションのインストールと使用を可能にするmacOS用の無料の互換性レイヤーで、PlayOnMacはオープンソースのWineプロジェクトに基づいている。ただし、playOnmac上で起動させ使えるWindows用のソフトは限られている。なのだが、前述の「ステガノグラファー」はplayOnmacで使用できる(私の環境で問題なく動くことを確認した)。playOnmacのインストール方法はリンクする検索結果から確認してもらいたい。なお、playOnmacならびにステガノグラファーの使用は自己責任で。

playOnmacは上記の内容のソフトウエアなので、ステガノグラファーに限らずWindows用ソフトが使用できる。

簡単に両アプリケーション導入の手順を記す。

1.両ソフトをダウンロードし展開する。

2.まずステガノグラファーを任意の場所に保存する。(管理しやすくするため私はアプリケーションホルダーに置いたが、どこにあっても起動し使用することができる)

3.playOnmacも(2)と同様にして、起動する。既にX11等がmacにインストールされている場合は別だが、されていない場合はウイザードでこれらをダウンロード・インストールする必要がある。

4.ウイザードに従い設定した上でステガノグラファーを選択してインストールする。(このインストールの意味は仮想環境へのインストールだ)

5.ステガノグラファーの設定ウイザードに従いインストールを完了させる。

6.ステガノグラファーが起動。

と、なる。

Fumihiro Kato.  © 2018 –

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Profile

F.Hiro.K
加藤(文)文宏 / Fumihiro Bun Kato a.k.a Hiro.K
写真家・作家 / Photographer Author
・北海道北見市生まれ。
・大学卒業時までに詩集「無題あるいはサラバ」、同「Cadenza」発表(共に絶版、在庫なし。「Cafebza」別装丁私家版のみあり)。
・スタジオ助手、写真家として活動の後、広告代理店に入社。
・2000年代初頭の休止期間を除き写真家として活動。(本名名義のほかHiro.K名義他)
・広告代理店、広告制作会社勤務を経てフリー。
・不二家CI、サントリークォータリー企画・取材、Life and Beuty SUNTORY MUSEUM OF ART 【サントリー美術館の軌跡と未来】、日野自動車東京モーターショー企業広告、武田薬品工業広告、他。アウトレットモール広告、各種イベント、TV放送宣材、MIT Museum 収蔵品撮影 他。
月刊IJ創刊、編集企画、取材、雑誌連載、コラム、他。
・長編小説「厨師流浪」で作家デビュー。「花開富貴」「電光の男」他、小説のほか、エッセイ等を執筆・発表。
・獅子文六研究。
・インタビュー & ポートレイト誌「月刊 IJ」を企画し英知出版より創刊。同誌の企画、編集、取材、執筆、エッセイに携わる。
・各メディアにおけるスチル撮影。
・オリジナルプリントの製作、販売。
・JSAHP正会員
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