雲台あれこれ三脚あれこれ

ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか。私は浜辺のゴミ拾いといっても写真上で数ピクセルのビニール、浮きの破片、木屑等をスタンプツールと修正ツールで掃除しています。磯はそれほどではないけど、砂浜は漂着したゴミや不届きものが捨てていったものが残りますね。どうにかしたいけれど、(環境問題的に)なかなかどうにもならないというのが、ね。

私はジッツォよりハスキーの三脚と雲台が好きな庶民派。現状でなんとかなるとはいえ静物を撮影する際に微動させたい欲求が募り、マンフロットのギア式雲台を導入するかもしれない。で、私がハスキーを購入したのはメイド・イン・USAの時代なので三脚・雲台一体型。ハスキーの美点のひとつ、というかもっとも素晴らしいのが堅牢性で、雲台が一体化している点も堅牢性に貢献している。実際のところは設計が古いため、時代なりに雲台が一体化しているとしても。そうそう、ハスキーのエレベーターのガタつきのなさ、他の部分のスムースさは使っている人にしかわからないものがある。ということは、マンフロットのギア式雲台を導入するには、メイド・イン・ジャパン化しているハスキーの脚部のみ製品をまた買わなければならない。うーん、これは。

もし三脚あるいはハスキーの三脚が消耗品であるなら新たに導入してもよいのだけど、たぶん現在使用中のハスキー三段は私が死ぬまで現役であるはずで。いまどきはジッツォに限らず日本のメーカー、中華のメーカーにいろいろ工夫満載の三脚があるのだが、なんというかハスキーがあればなんとかなる率が高すぎて、盲点をつく、重箱の隅をつつく機能に特化したものを買いたい欲求がどうしても亢進しない。ハスキーに無理をさせてどうにかなったとしても修理してくれるところがあるし、すべてのパーツが供給されてもいるしで。ま、このくらい私のハスキー信仰は度を超えている。また、いくら機能的であっても三脚ばかり増えるのはちょっと、と思うのだ。

私が所有していて稼働率が高い三脚に、ハスキー以外ではジッツォのトラベラーがある。型番は何だっけと思い出せないくらいの三脚だが、ハスキーが重いと感じる徒歩での移動時に使用している。これは三脚と雲台別体型で、現在はハスキーの雲台を装着している。いくらジッツォでもトラベラーになると、やはりヤワさがある。さらに軽いことは安定性や微振動を抑える点の弱さにつながる。とはいえ三脚ありとナシでは結果が大いに違うので割り切って使用しているのだ。私が静物を撮影する際はストロボが常なる友なので、だったら微振動とかどうでもよいのでは、となりこちらにマンフロットのギア式雲台を装着しようかと考えている。これでいろいろ使えると判断したら、観念してハスキーの雲台なしかキテレツなくらい新機軸のナニカを買おうかと。世の人はマンフロットのギア式雲台に重量があり、三脚側とのバランス・アンバランスを問題視しているようだけど、もともとがハスキーの雲台をつけているのだからたぶん想定内に収まるだろう。だいたい似たような自重だし。

ほんと三脚は一生もの。だからちゃんとしたものを買っておくべきだろう。しかし、ちゃんとしたメーカーのちゃんとした「どの三脚」を選べばよいのか、という話になる。私はハスキー教徒なので「中型に分類されるけれど、雲台こみで対荷重10kgまで耐えるハスキーの三段か四段。いまどきだったら雲台別体型。割り切れるなら一体型」と答えるほかない。もちろん他にもよいものがあるけど、何十年も使い込んで知りつくしているのがこれなので。ジッツォを買うなら、可能な限り重厚長大なモデルだろう。他社については、前述のようにほとんど知らないので何も書けない。

私がこれだけはダメと考えているのは(いまとなっては偏見かもしれないが)、脚を固定するパーツがレバー式のものだ。パッチンとワンタッチで簡単そうに見えるけど、グルッと回す締め付け式のほうがすぐれている。負荷がかかってもずり下がることがない。特に、経年劣化後。一、二年で経年劣化してずるずる下がる国産アルミ三脚をかつて所有していたんだな、これが。で、スリーウエイの雲台であるならハスキー。いまどきハスキーは低価格帯の部類であるが、これほど直感的に扱ってぴたっと思いどおりの位置に止まる雲台はない。他社については、前述のようにほとんど知らないので何も書けないけど。ま、間違いのない買い物かと。

Fumihiro Kato.  © 2017 –

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Profile

F.Hiro.K
加藤(文)文宏 / Fumihiro Bun Kato a.k.a Hiro.K
写真家・作家 / Photographer Author
・北海道北見市生まれ。
・大学卒業時までに詩集「無題あるいはサラバ」、同「Cadenza」発表(共に絶版、在庫なし。「Cafebza」別装丁私家版のみあり)。
・スタジオ助手、写真家として活動の後、広告代理店に入社。
・2000年代初頭の休止期間を除き写真家として活動。(本名名義のほかHiro.K名義他)
・広告代理店、広告制作会社勤務を経てフリー。
・不二家CI、サントリークォータリー企画・取材、Life and Beuty SUNTORY MUSEUM OF ART 【サントリー美術館の軌跡と未来】、日野自動車東京モーターショー企業広告、武田薬品工業広告、他。アウトレットモール広告、各種イベント、TV放送宣材、MIT Museum 収蔵品撮影 他。
月刊IJ創刊、編集企画、取材、雑誌連載、コラム、他。
・長編小説「厨師流浪」で作家デビュー。「花開富貴」「電光の男」他、小説のほか、エッセイ等を執筆・発表。
・獅子文六研究。
・インタビュー & ポートレイト誌「月刊 IJ」を企画し英知出版より創刊。同誌の企画、編集、取材、執筆、エッセイに携わる。
・各メディアにおけるスチル撮影。
・オリジナルプリントの製作、販売。
・JSAHP正会員
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