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昨年の後半から加速させた「海景シリーズ」が順調に点数を増やしているので、ここにも抜粋を掲示するとともに、あれこれ書いてみたいと思う。
Fumihiro Kato. © 2017 –
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どれもこれもロケハンなしで撮影している。もちろん、どこへ行くか、何を撮影するか決める上でマップを見たり、あれこれ情報をさらってみたりはしている。しかし、ほとんどの現場が初見であり、日の出日の入りの時刻、太陽の方角、潮位などは事前にわかっていても知らないものばかりだ。そういう意味ではスナップに似ているかもしれない。ロケハンをしないのは、想定外のできごとや発見を呼び込むためだ。そうでもしないと切羽詰まった観察ができない時代とも言える。なにせNetを探れば、道端の樹木の茂り方までわかる時代だ。こういった事前情報が多少なりともある状態では、ロケハンそのものが本番ではないかと感じられ、さらに日を置いて撮影に赴く頃には情熱がだいぶ冷めてしまう。いきおい余って石ころにつまづくようなことを含め撮影で、脳内の回路をマルチタスクで働かせて決断を下しつつ前に進むのでなければ、獲得できないものがあるように思うのだ。