これ、のレンズ

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2016_21017

 

この写真に深い意味はなく、日記を書くような気分で撮影をした。とはいえ、気に入っている。肩から力が抜けた状態を気に入っている。したがって何mmのレンズで撮影したとか絞りがどうこうとか書くと台無しになる可能性がある。自分自身の気持ちの問題として。

なのだが、別の気持ちがレンズについて話たがっているのでもうすこし文章を続ける。

この写真はそこそこ長いレンズで撮影したわけでも、やや大きめのフォーマットのフィルムを使ったわけでもないのだが、撮影した本人でさえこんな気持ちにさせられる。Tamron SP45mm F/1.8 は不思議だな、と。準広角または標準に分類されるのだろうけれど、そういったカテゴライズがどうでもよくなるレンズだ。力こぶを大きく膨らませてデジタル対応をうたっていた時代のレンズと明らかに傾向が違うしね。かといって、フィルム撮影を念頭につくられた時代のレンズをデジタル機に装着したときとも明らかに別物。SP45mmのよさは「やや大きめのフォーマット」で撮影したような感じ、ココかな。

掲出の写真を日記的に撮影したとき、手前(画像下側)の日陰になっている梢と画面中央の花についてだけ考えていた。面倒な写真にしたくなかったので絞り開放で背景を整理しつつ逆光で云々といった具合。まさにこのモノクロの状態を肉眼で見ていたというか、気持ちが見ていた。そのまんまん写真として像が固定された。

Fumihiro Kato.  © 2016 –

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・スタジオ助手、写真家として活動の後、広告代理店に入社。 ・2000年代初頭の休止期間を除き写真家として活動。(本名名義のほかHiro.K名義他) ・広告代理店、広告制作会社勤務を経てフリー。 ・不二家CI、サントリークォータリー企画、取材 ・Life and Beuty SUNTORY MUSEUM OF ART 【サントリー美術館の軌跡と未来】、日野自動車東京モーターショー企業広告 武田薬品工業広告 ・アウトレットモール広告、各種イベント、TV放送宣材 ・MIT Museum 収蔵品撮影 他。 ・歌劇 Takarazuka revue ・月刊IJ創刊、編集企画、取材、雑誌連載、コラム、他。 ・長編小説「厨師流浪」(日本経済新聞社)で作家デビュー。「花開富貴」「電光の男」(文藝春秋)その他。 ・小説のほか、エッセイ等を執筆・発表。 ・獅子文六研究。 ・インタビュー & ポートレイト誌「月刊 IJ」を企画し英知出版より創刊。同誌の企画、編集、取材、執筆、エッセイに携わる。 ・「静謐なり人生展」 ・写真集「HUMIDITY」他
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