6×6等正方形画面から考えるアスペクト比と画角感

たぶん多くの人が6×6判のフィルム機で写真を撮影したことがないと思う。これは仕方がないのであって、デジタル化される前から6×6判は機種が限られていたし、デジタル化されてからはトリミングをして切り出した正方形画像しかないの
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微妙なトーンの出し方を操作例とともに示す

連休中の「おいちゃん」との会話で説明した雲のトーンの出し方について操作例を示そうと思う。これは雲に限った操作ではなく、あらゆるものの調子に適応できるものだ。雲を例にしたのは前述の記事で触れたことと、雲は実際に撮影して練習
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写真の仕上げで何を、どうやっているか(ある会話の続き)

おいちゃん:続きということで、また来ましたと挨拶しておくぞ(笑) おいら:挨拶はだいじだよ(笑) 正直に言えば、続けて話してる。 おいちゃん:「空と雲の表現」のやり方は説明してきたし、おしゃべりでは説明しにくいという話だ
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世界観を生む撮影と仕上げ(ある会話)

おいちゃん:しばらく絶望したと言ってたけど、今はどうなの? おいら:去年は入院してるあいだ作品どころではなかったし、きちがいストーカーに嫌がらせされたりとか正直なところ絶望してたし同時に写真にも絶望したのは事実だよね。つ
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モノクロ(B&W)化現像での濃度コントロール

これまでに何度か書いてきたように、露出量やその他の操作を「露光値」で考えるのではなく、アウトプットする際にどのような濃度になるか考えるほうが的確であるし、ものごとが簡単になるためこの項でも「濃度」のコントロールとしている
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どのような写真を仕上げるかについての答え

ギタリストのレス・ポールは言っている。「ラジオで流れている演奏を母親が聴いて、これが息子のものだと分かるようになればギタリストとしては一人前」。さすが第一人者は、無駄な理屈や言葉を弄さずさらっと一言で真理を言い尽くす。
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Affinityは現像環境に向いているのか

Affinityは買切り性かつ安価なグラフィックソフトだ。しかもレンズプロファィルを持った現像機能がある。フォトショップとの置き換えをベンダー自ら宣伝しているように、とても魅力的に思える。なので、試用版をインストールした
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iStegでステガノグラフィー。画像の無断盗用を防ぐ。

以前、Windows用のステガノグラフィー(画像内暗号化埋め込み)ソフト「STEGANO」を紹介し、これを無料の仮想環境ソフトで運用する方法を示した。ステガノグラフィーは画像ファイル内に任意のデータを埋め込み、埋め込んだ
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色は自分で決めるべき。決めた方がよいではない。

報道や記録写真の類は別だけど、見たまま、撮影した結果のままの色が気に入らないなら、自分で色を決める操作を[してもよい]ではなく、色は自分で決めなくてはならないだろう。絵を描くとき、色彩表現が伴うものなら誰だって色について
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カメラ内RAW現像は必要ないでしょうね|データの形式について

ずっと疑問だったのだが、「動画はポストプロダクションのRAW現像で時間を食うからわかるけど、スチルでカメラ内RAW現像するならRAWとJPEG(あるいはTIFF)両記録とかJPEGのみでいいのではないか」こう思っていたわ
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80年代のレンズ、フィルムそして現在のスキャニング

ギャラリーに新作をあげる作業の流れから、過去に撮影した膨大なフィルム群の一部を整理することになった。これまでにスキャニングしてデジタル化したカットが重複しているが、品質に満足いかなかったものは再度作業をやりなおした。また
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Zone system とデジタル写真

いまのところ画角内に散らばる様々な輝度の差を、撮影時に個別に調整する方法は(広義の意味・定義による)ライティング以外にない。二分割されたNDフィルターはあるが、大まかに減光する以上でも以下でもない。だから、限られたダイナ
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照度比を見て輝度比に置き換えて描画する

1.なぜ写真は難しいのか 写真にとって大切なのは光の総量ではなく照度比である、と言い続けてきた。また、画角内の照度比の散らばりかたを見なくてはならない、とも書いてきた。写真を撮影したり、画像として誰かに見せるのは「なにか
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ディスプレイのネイティブガンマとNコロ君チェック

私はプリントを販売する作家なので写真をディスプレイ上で完成形とせずプリントされた状態が最終形と考えている。したがってディスプレイで見えていたものがプリントでは見えなかったり、逆にディスプレイでは見えていなかったものがプリ
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Capture One のオートマスクを使うこつ

Capture One を選択し使う最大のメリットは重箱の隅にとどまらず痒いところすべてに手がとどく機能と、なんといっても部分調整にこれらほとんどの機能が適応できる点だろう。色温度色かぶり、応答特性、色に関しての様々な調
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中判のお作法 ピントや画質の問題(過去記事を推敲校正)

「中判のお作法 ピントと画質について」と題した記事を書いたが、説明がわかりにくいうえに誤読されかねない表現があったので推敲と校正を行い当記事とする。後日、過去記事は抹消する。 ライカ判を基準にしたとき、当然ながら中判フォ
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現像ソフトON1を試してみた

現在RAW現像のためのアプリケーションソフトはカメラメーカー純正からサードパーティ製まで数多く存在している。しかし、現像時に行いたい作業が人それぞれ違うたため選択肢となり得るものは少ない。私がCapture ONEを現像
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画像形式はHEIFへ。JPEGは一気に古びるだろう

HEIF(読みはたぶん「ヒーフ」に固定されるだろう)と聴いてすべてを理解できる人は、現状では一部の開発者だけだろう。かくいう私もHEIF形式の画像を実際に使い込んでいないので、座学レベルの知識とさえ言えない感触のようなも
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今だからD810と800Eの能力を絞り出す

D850が発売され、ニコンの800系カメラが正常進化した点を何より喜ばしく思う。こうなるとD810の輝きが鈍るのは致し方ないが、基本の性能が時代に取り残された訳ではなく、いまだに優れた機種であるのは間違いない。だからこそ
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色に騙される色を利用する色に裏切られる

我々は色に囲まれて暮らしている。なのだが、案外と色について理解していない。あたりまえと思っているからこそ、各自の中の「あたりまえ」から先へ理解を進める気になれないのである。理解を先へ進めたからといって人生が一変するとは思
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単体反射光式露出計とExposure Valueの活用

思い通りにならない夏の太陽と撮影、風景を前にして何を考え撮影しているか、と題して二つの記事を書いた。これらの記事は、照度差が激しい被写体をどうやって撮影したらよいだろうか、どうやって現像したらよいだろうかという内容だ。い
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風景を前にして何を考え撮影しているか

前回、夏の太陽光線といかに向き合うか考えた。今回は、夏に限らず風景を前にして何を考え撮影をしているか個人的な話をしようと思う。 夏の太陽光下で撮影した写真を現像した結果として、以下の画像を掲示した。 だがこの画像はモノク
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ま、これもあるかなで始まる

やっと再入院も万事滞りなく終わった。ああ、救急搬送から一ヶ月と少々、いろいろこちらは滞ってしまった。本来なら東北と可能だったら信越方面へロケに行きと計画があったのだが旅程に耐えられる状態ではなかったため中止せざるをえなか
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コントラストとトーンカーブ(応答特性)実例

コントラストはガンマ値で変える、応答特性で変える、と何度か記事にしてきた。ここに実例を示そう。   これらは単にコントラストを調整するスライダーを強弱方向に動かしたものではない。どちらの表現がよいわるいでなく、
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ヌケと解像感をよくして次に悪くする

五里霧中(ちょっと大げさかな)と言いたくなるガスった状況で、かつ霧の表現としてはいろいろ残念な中途半端さで撮影せざるをえず、これを心理的な表現にリカバリーする件について記事化した。リカバリーというか「意図を反映させる」が
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ヌケと解像感はつくれる

ヌケと解像感はつくれると書けば、インチキをしている雰囲気が濃厚だが、つくれる以上は生かさない手はないのではないか。ヌケと解像感がつくれるなら、手法を正反対に活用して逆の効果も得られる。写真には「やってはならない」はないの
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モノクロームと遠近感

前回、モノクロームのコントロールと題してモノクロ化した画像で「色の対比を多様な明暗比に置き換える」方法を書いた。重要なテーマなので「色の対比を多様な明暗比に置き換える」この一点は何がなんでも抑えておくべきと私は考えている
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モノクロームのコントロール

モノクローム写真をつくろうとするとき、工夫しなければならないのは色のコントラスト(対比)を如何にモノトーンのコントラスト(対比)に置き換えるかだ。さらに踏み込んで、どのような対比を描かせるかだ。 デジタルカメラで撮影した
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コントラストという単語に誤った頼り方をしていないか

日常会話で使用される単語と、この同じ単語で表現される専門性の高いモノゴトは、意味の違いが生じる可能性がある。だから「コントラスト」は專門分野の人でも意味が曖昧なままだったりする。コントラストと言うとき、対比がはっきりした
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再び再びデジタルくささについて

前回「さらに」と題しながら前々回に紹介した処理を超えた作業に大きく踏み込めなかったので、今回は続きである。 かつて4×5、5×7、8×10など大型のシートフィルムを用いる大判写真こそ、リアルな写真的描写の代表格だった。理
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さらにデジタルくささを減らす処理へ

撮影のデジタル化とは被写体像を計算機が扱える二進法の値、0か1かに置き換えることを意味する(とても大雑把な説明ではあるが)。この工程を標本化、デジタル化された像を量子化されたデータと呼ぶ。標本化と量子化については下の図を
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デジタルくささを減らす処理

何が何でもフィルムで撮影したようにしなければ自然な写真ではない、というのは極論であり、また正しい考え方ではない。ただデジタルカメラが高性能化した恩恵とともに、デジタルっぽいリアルさが鑑賞の妨げというか不自然さにつながって
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写真のデジタル化を喜ぶほかない

世の中には写真のデジタル化にまだ批判的な人々が少なからずいて、実用の分野はともかく作品と呼ぶものはフィルムで撮影して紙焼きしたものでなくてはならないと頑なに主張している。たしかにフィルムにはフィルムの、バライタ印画紙やプ
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フィルムスキャンその後で2

フィルムからデジタル画像をつくったことがある人なら、総ピクセル数が同じで、似た構成(構図、輝度分布など)のデジタル撮影された画像よりスキャン後の画像のほうが容量が大きい点に気づいているだろう。これは、フィルムの銀塩粒子が
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フィルムスキャンその後で

フィルムスキャンは撮影と違い、それそのものが心おどる作業ではない。とはいえ、スキャナーの性格をちゃんと知ったうえで機械に任せればよいのだから、あまり暗い気持ちにならなくてもと私は自分を励ましている。暗い気持ちになるのは手
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新規Workshopをスタートさせました

新規Workshopを始め、二つの章をアップロードした。今回はテーマを「RAW現像」として、理屈と効果を理解したうえで整然と作業を進めるうえで必要な技術を説明している。どうしたら想定通りの仕上がりへ、手数を減らして到達で
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ヒストグラムを理解してRAW現像をする

RAW現像ソフトをはじめ画像処理ソフトのほとんどすべてが、直感的な操作を可能なものにしている。しかし、いま自分が何をどのような意図のもと操作しているのか理解できていないのでは、結果は偶然の産物でしかない。Workshop
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15mm,45mm,80-200mmという選択から

海景と題した作品づくりの撮影では、タイトルに記した通り15mm,45mm,80-200mmが標準的な装備になりつつある。これはこれで私の求めているものが収まる画角なので問題はないのだが、すべて別メーカーのレンズである点が
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意図しないノイズと意図したノイズ

デジタル写真とフィルムを用いた写真の画像上の違いで、もっとも本質的ではないかと思われるのがノイズの特性だろう。フィルムの感光材料である銀塩は不定形の粒子かつ不均等に分布しているため、これがフィルムから焼き付けられた画像を
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スキントーン・肌再現の話

これで何回目になるだろうか、また人物の肌色の話である。 私たちの色の感覚と記憶のうち、もっとも敏感で正確なのは人物の肌に対するものだ。木々の葉の色や金属の色調が多少どころかかなり狂っていても、私たちは見過ごしてしまうか納
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出力先に応じて現像法を変える

ここに掲載する画像は、私の作品としてA3+のプリントを最終媒体に想定している。 長辺1000pixel程度のデジタル画像をディスプレで観る用途では、画像下部に位置する綿花のシャドー部はほぼつぶれた状態だろう。A3+のプリ
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1枚の写真を構成する

写真は絵画よりグラフィックデザインに近いものがある。その場に存在する物体を適切にフレーミングする行為が、ビジュアル素材と文字要素などを組み立てあげる作業に似ているのだ。たとえばグラフィック広告。写真またはイラスト、キャッ
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Mac環境との付き合い方をworkshopにて叙述

Apple製品とはPerforma発売以前からの付き合いなのだが、つくづく最近は同社のOSXまたはiOSを使用する人々が増えたと感じる。ということもあり、workshop内に写真撮影に関するテーマと別立てで「Mac環境と
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「RAW現像ができない」と言われても : とはいえ現像の第一歩

「RAW現像ができない」という声がある。あるどころか実際に耳にしている。どうして「RAW現像ができない」のかと尋ね返しても、「いやいやできなくて」と堂々巡りしがちなのが特徴だ。たぶん、何をしたらよいかわからないから何もで
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Mamiyaya 645 PRO 程よさというバランス

  Mamiya 645 PRO が撮影環境に入り、馴染みつつある。慣らし運転を経て作品づくりの定位置につき思うのは、やはりマミヤのカメラだという安心感だ。マミヤの中判フィルムカメラばかり使い続けてきた私にとっ
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デジタルの透過光感との闘いと和解

デジタルカメラを買ったのは、まだコンパクト型しか市場になかった時代で、当時キヤノンユーザーだった私はPowershot A5を選んだ。この機種は補色フィルターを採用していたうえに、デジタル写真が確たる方向性を見出せていな
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センサーはマイク。撮影は録音。RAW現像はミキシング。

思い違いをしがちだけれどデジタルカメラのセンサーの出力はアナログデータだ。RGGBのフィルターをもった各フォトダイオード(Gがふたつで便宜的に4マスの1区画)はそれぞれ光の強弱を電圧値として出力する。色フィルターがあると
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