写真ではスタイルがないコンセプトは無意味である

「コンセプト」という言葉は意味がわかっているようでいて曖昧なまま使われがちだ。コンセプトは「概念」「構想」である。構想はともかく「概念」がわかりにくい。概念は経験的事実ではなく、言語的意味内容だ。写真でコンセプトとは、た
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最善な露光値にはいくつかの考え方がある

適正露光となる露光値はひとつではない。つまり適正露光は絶対的なものではない。これは明るめ、暗め、被写体重視などの露光補正について多様であるのを指摘しているのではなく、撮影したデータをどのように(あるいはそのまま)画像化す
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テザー撮影の使い所その他実態について

テザー撮影のテザーはTetherでつなぎとめる、接続といった意味なので、日本語にすれば接続撮影、連結撮影と言い換えられる。デジタルカメラをPC等の画像を処理できる機器に接続して撮影する方法だ。ではメリットは何か。メリット
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105×75さえ均一にライティングできない話

いつもと同じ条件だったとしても、撮影台を置くスペースが変わるだけで思うようにならない場合がある。ブツ撮りの背景がたとえば18%グレー相当などと目論んでいたり決まっているなら、私は病的な均一主義者なので隅々まで18%グレー
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漠然とした環境から写真的な何かを見つけた

過日、ぶらぶら歩きの記事「漠然とした環境を撮るということ」を書いた。最近の夏は地獄のような猛暑ばかりなので、秋めいてきて冬の気配が遠くに控えている昨今はぶらぶら歩きの数少ない好機だ。どこへ行くとも何を撮るとも決めず、ほん
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多点透視から逃れられない写真と構図

遠近法といえば「地平線に消えて行くかのような線路」を思い浮かべかもしれない。線路は平行であるはずだが、まるで地平線で1点に収束されるかのように見え、これによって奥行きの距離を感じられる。画面中に消失点が1つあり、この1点
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遠近感から植田正治、名取洋之助のセンスまで(ある会話)

おいちゃん:この前の記事で300mm望遠のポートレイトが平面的って話をしてたけど、そんなこと考えてもなかったわ。こんにちはおいちゃんです。 おいら:まあたぶんだけど、平面的で異常な顔と体に何も感じない人が多くて、コレうっ
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あの部分はどんな濃度になるのかの実際

撮ってみればわかるとは言うものの、撮る前に知りたいのが「特定部分の濃度」だ。風景を撮影して撮影画像をチェックしたら画面内の建物が想像していたより暗く写りすぎていたとか、ポートレイトで人物はベストなのに背景の花畑がどんより
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かたちを見てもダメで光=陰影を見るのだ

●前段:光で像を描くことについて 葛飾北斎の娘、葛飾応為は現存する作品が少ないのだが父親譲りの画力と試みの斬新さが素晴らしい画家だ。応為の代表作に「吉原格子先之図」がある。 花魁たちが室内に居並ぶ「張見世」の様子を描いた
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6×6等正方形画面から考えるアスペクト比と画角感

たぶん多くの人が6×6判のフィルム機で写真を撮影したことがないと思う。これは仕方がないのであって、デジタル化される前から6×6判は機種が限られていたし、デジタル化されてからはトリミングをして切り出した正方形画像しかないの
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写真はどうやって練習したらよいのか

写真に限らずなにごとも基本の動作、操作は練習でしか向上しない。カメラの機能に頼って練習しないのではどうしようもなくダメなのだ。音楽なら楽器なり歌唱の基本を毎日なぞるし、絵画表現もデッサンや諸道具の使い方を技術に結びつけて
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テーマを発見して写真を撮り続けることについての会話

おいちゃん:また呼び出されたわけだ。 おいら:どうもおいちゃんの評判がいいらしくて。 おいちゃん:今日は何を話すんだ。 おいら:前からおいちゃんが気にしてたテーマの話でもね。 おいら:どこのどんな人が読んでくれてるか、ち
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ロケ地と構図をどうするかパースの話(ある会話の2の続き)

おいちゃん:一日置いて、また話をはじめるわけですが元気ですか(笑) おいら:おいらのこと? なんか疲れやすいよね歳だし。 おいちゃん:風景撮ってると、遠くへ出かけるし疲れるでしょ。 おいら:やっぱり20代でやるだけやって
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構図をどうするか、センスだけの問題か(ある会話の2)

おいちゃん:予告したおかげで連休はめんどくさい奴としゃべくってると。 おいら:約束をやぶったら嘘つきになるしな。 おいちゃん:構図はけっこうセンスの問題だと思うわけだが。 おいら:否定できないし、センスなんだけど写真的セ
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写真の仕上げで何を、どうやっているか(ある会話の続き)

おいちゃん:続きということで、また来ましたと挨拶しておくぞ(笑) おいら:挨拶はだいじだよ(笑) 正直に言えば、続けて話してる。 おいちゃん:「空と雲の表現」のやり方は説明してきたし、おしゃべりでは説明しにくいという話だ
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世界観を生む撮影と仕上げ(ある会話)

おいちゃん:しばらく絶望したと言ってたけど、今はどうなの? おいら:去年は入院してるあいだ作品どころではなかったし、きちがいストーカーに嫌がらせされたりとか正直なところ絶望してたし同時に写真にも絶望したのは事実だよね。つ
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ISO100、1/125、F8という禅のような割り切り

「露光値は濃度を決める手段」であると書き続けてきた。現像段階込みで撮影時の露光値は決定する。たとえば、空、何らかの被写体、地面で構成される風景があったとする。このとき空の濃度を18%程度の濃度=明度にしたいなら、空を反射
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撮影行とクルマと駐車場

夏が終わり人が海辺にいなくなって、私にとって撮影の季節がやってきた。まあそれと、夏の強いばかりで単調な光は私が求めているものではない。人出も光も九月になると如実に変わる。だが季節を問わずクルマをどこに停めるか結構頭の痛い
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どのような写真を仕上げるかについての答え

ギタリストのレス・ポールは言っている。「ラジオで流れている演奏を母親が聴いて、これが息子のものだと分かるようになればギタリストとしては一人前」。さすが第一人者は、無駄な理屈や言葉を弄さずさらっと一言で真理を言い尽くす。
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スポットメーター用スケールを使って濃度を決める

最近はカメラの内蔵露出計が便利になって、評価測光、中重点測光、スポット測光と切り替えられる。なので、こんな話は需要がないかもしれないけれど、単体露出計、特にスポットメーターとスポットメーター用スケールについて書いていきた
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写真って世界の見方についてのガイドラインだよね

タイトルは本文のとっかかりだから、具体性といささかの謎があるべきなのだろうけれど、今回の「写真って世界の見方についてのガイドラインだよね」はちょいと難解過ぎてよろしくないかもしれない。嘘偽りなく私は「写真って世界の見方に
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体が動く間しか写真は撮れない

「私は10数キロの機材を運びつつ撮影しているが」と題した記事とも日記ともつかない文章を書いたけれど、つくづく思うのはいつまでこんなことやっていられるかという大問題だ。将来的に撮影機材が劇的に軽くなるかもしれないが、その日
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皆さんの日常の視覚は超広角ですか?

私は日常の視野が年齢相応に少し狭くなっているかもしれないと感じる。このように思ったのはいまから10年ほど前で、当時はライカ判ならキヤノンを使用していたので100mm、いまはニコンなので105mmの画角が妙にぴったり肉体と
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私はカメラのグリップを白っぽくしない

なにを話題にしようとしているかといえばカメラや機材の手入れだったり、扱いかただったりする。ただ私は、カメラを後生大事に磨くような趣味はもっていないし、一人でぶらっと海辺へ撮影に出かけるときはマンフロットのカメラバッグに数
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カメラストラップ考

私はカメラストラップが大嫌いだ。カメラを三脚に固定したときストラップにぶらぶらされるとイラっとなるが、ときには必要な場合もあるのでカメラとの接続はカラビナを介して取ったりつけたりを簡単にしている。使用しているカラビナは工
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スヌートの構造、形状と自作について

100円ショップを冷やかし半分に物色していると撮影に使えそうなものがいっぱいあるのに気づく。先日、某所のダイソーを物色していたら口径7.5cm、8cmと様々なサイズ違いで茶こしがあり、迷わず8cmのものを買って工作したう
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適正露光ではなく適正濃度で考える

適正露光あるいは適正露光値とは? と話し始めるとややこしいが、要約するなら平均反射率18%の物体が等しい明るさで記録される値と言える。この場合、18%以上の物体も、以下の物体も等しい明るさで記録されなければならない。ただ
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Zone system とデジタル写真

いまのところ画角内に散らばる様々な輝度の差を、撮影時に個別に調整する方法は(広義の意味・定義による)ライティング以外にない。二分割されたNDフィルターはあるが、大まかに減光する以上でも以下でもない。だから、限られたダイナ
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角度と距離と照度(照度ムラについて)

写真では最終的に二次元に落とし込んだとき違和感がないなら、撮影時の上下左右は関係ないところがユニークである。何の話をしているかというと、正立させるのが難しい被写体を逆さ吊りして撮影して、画像を天地逆にひっくり返してもなん
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ヒストグラムを見ても露出はわからない話

しばしば露出計なんてなくてもヒストグラムをカメラの背面液晶にでも表示させれば露光量が適切かどうかわかると豪語している人がいるけれど、随分と大きく出たものだなと感じる。ヒストグラムは暗から明の明るさの分布量を示すもので、町
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日中シンクロの機材と実践(光の特性)

TTL調光は便利だし間違いないのだが、大きな明暗差を平坦化する以上のことはやってもらえない。大きな明暗差を平坦化するときは積極的に使えばよいし、日中シンクロでの利用は便利さこの上ないけれど、意図的な表現をしたいとき自由度
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スポットメーターは濃度を知るためにある

露出計に反射光式と入射光式があるのは皆が知っているところだ。カメラに内蔵されているのは、レンズが透過した光量から露光量を計測する反射光式で、文字通り被写体が反射している光量を測っている。入射光式の露出計は被写体に入射して
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ライティング機材の選び方を一考する

1. ストロボの選び方 2. 拡散光用装置(アクセサリー)の選び方 3. 用途に応じた柔軟な考え方 カメラはマウントによって、その後の機材構成もまた決定される。一方、ライティング機材は自由に入れ替えができるように思われて
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面光源の大きさをどれくらいにすべきか考える

面光源という単語は多くの人が知っているし、中には面光源の質について語る人もいるけれど、面光源の大きさについては「大きければ大きいほどよい」くらいにしか説明されない。もちろん光の面は大きければ大きいほどよいのだろうが、光源
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厳密にアングルを決めてから露出計を使う話

人工光源を使用して静物を撮影する際、厳密にアングルを決定した上で露出計を使わないと思いの外に想定通りの露光量が得られない話を書こうと思う。当たり前だろと言う人、そこまで言うかと首をひねる人、どちらも存在するのが想像される
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超広角画角との付き合い方

人間の視界は対象への意識の集中度合いによって、写真で言うところ画角が融通無碍に変わる。漠然と対象を見ているとき、おおよそライカ判28mm程度くらいだろうか。ライカ判標準レンズ50mmは、28mmの画角のうち意識がはっきり
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照度比を見て輝度比に置き換えて描画する

1.なぜ写真は難しいのか 写真にとって大切なのは光の総量ではなく照度比である、と言い続けてきた。また、画角内の照度比の散らばりかたを見なくてはならない、とも書いてきた。写真を撮影したり、画像として誰かに見せるのは「なにか
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クリップオンストロボをいかに調教するか

(年末の怒涛の更新をしているけれど、これでひとまず打ち止めかな) タイトルの意図を正確に記すなら、クリップオンストロボの光をいかに調教するか、だ。以前からグリップタイプのストロボには大出力のものがあったが、出力が十分に大
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光の減衰など特性と日中シンクロの効果

晴天の屋外で懐中電灯を灯しても、夜道を照らすように明るくなることはない。まさに昼行灯である。では、晴天の太陽光が照らす環境に向けてストロボを発光させて効果があるだろうか。あるとしたら、どのくらいの出力で発光したときなのだ
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風景をライティングする話再び

1.撮影は光の比率で物体の状態を描画する行為 タイトルの話題はこれまで何回となく書いてきたけれど、なかなか理解されないなという感触があるので踏み込んで記述してみたいと思う。写真にとって光は不可欠なものであるのは誰だって異
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無理をすれば道理が引っ込むライティング

ライティングの事例として、複雑な配置を図示したものをときどき見かけるけれど、ああいうことをやっている人を私は見たことがない。右からメインのソフトボックス、左にアンブレラ、背景からなんらかのライトが2基とか。こういう設定は
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近距離の光源と遠距離からの光源の違い

自動車など大きな被写体を撮影するブツ撮りは別だが、ほとんどの静物撮影では人工光源は被写体の極近距離に設置する。そして、ディフェーザーを設置したりするが光源はストロボのチューブにお椀がつく程度の裸にちかい状態であったりもす
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今だからD810と800Eの能力を絞り出す

D850が発売され、ニコンの800系カメラが正常進化した点を何より喜ばしく思う。こうなるとD810の輝きが鈍るのは致し方ないが、基本の性能が時代に取り残された訳ではなく、いまだに優れた機種であるのは間違いない。だからこそ
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想定を裏切る寄り道と発見

いろいろ試したいと思う気持ちのなかにも先入観や想定外を嫌う心理が潜んでいる。なので進んで寄り道をして、気持ちのぶれを正直に表現してみるに越したことはない。今回のロケは作品云々ではなく、体調がどのくらい復調したか足慣らしを
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色に騙される色を利用する色に裏切られる

我々は色に囲まれて暮らしている。なのだが、案外と色について理解していない。あたりまえと思っているからこそ、各自の中の「あたりまえ」から先へ理解を進める気になれないのである。理解を先へ進めたからといって人生が一変するとは思
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風景を前にして何を考え撮影しているか

前回、夏の太陽光線といかに向き合うか考えた。今回は、夏に限らず風景を前にして何を考え撮影をしているか個人的な話をしようと思う。 夏の太陽光下で撮影した写真を現像した結果として、以下の画像を掲示した。 だがこの画像はモノク
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思い通りにならない夏の太陽と撮影

ギャラリーサイトにあれこれ書いたように、夏は私が継続して制作している「海景」の撮影に不向きなため、しばらくシリーズの撮影と発表はお休みのつもりだった。何が不向きかと言えば、ひとつは水辺の行楽シーズンに入り道路は混むし人が
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均一な闇をつくるほうがよっぽど難しい

大きなスペースを用意できるなら何のことはないが、小さな空間内で均一な闇(輝度・明度が均一に低い面)をつくるほうがライティングでは難しいと言える。なぜなら、明るさはライトによっていくらでも増減できるけれど、暗さを積極的につ
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撮影姿勢をイメージトレーニングする

手ブレする、水平垂直をなるべく正確に出したいのに傾く、といったとき「脇がしまっていないからだ」とされがちだ。しかし、昔から言われる「脇をしめる」「脇をしめろ」とする助言は大いに間違っている。脇をしめろと言われて思いつく動
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「Standard line up」を超えるために

いやーリンクしていただいたけれど某所からのものは拒絶しているので記事を見られなかった方もいるだろう。勘弁してもらいたい。と、いうことで関係記事を書こうと思う(けれどやっぱり某所からはダメなんだな)。 (以下、ライカ判にお
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絞り値なんて3つあれば用は済む

まじめな話ではなく戯言です。 ボケは空気遠近、空気遠近法のシミュレーションである、と書いた。つまり省略ではなく背後に存在するものがはるか遠くにあり広大な無の空間が広がっている暗示だ。「結果的に」背景を省略していると言い換
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やってはならないを取り払う

10代前半で写真撮影を意識的に行うようになった私は、カメラやレンズの扱いかたを知るため二冊の本(たぶん写真雑誌のムック的な書籍)を買った。今から思えばたいした情報量ではなかったのだが、絞りとシャッター速度とフィルム感度の
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カメラバッグ、リュック、ケースといろいろあるが

海景の撮影を頻繁に行うようになり、機材を持ち運ぶための機材についてあらためて考えることが多くなった。私の場合は車で目的地に赴くので以下のような運搬形態になる。 1.小型の旅行用トランクバッグを硬質スポンジを使い改造した、
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海景とオリジナルプリントと私

海景の連作のうち一部を除いてオーダーを受けることにしました。詳しくは返信にて。(この場に掲載のすべてが対象ではありません) と、連絡事項。 なぜ海景なのか、どうして撮影するのか、といった根源的な問題があるのだけれど答えを
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あの写真での間違いを再撮で取り戻して

これはダメとボツにしたのだが、 再撮してなんとかなった、と。 花びらの構造の奥と手前を明示的にしたくて、花をややこちら向きにしていたのだが、これとチューリップ全体の姿かたちの流れが好ましくなかったのだ。縦構図から横構図に
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低価格帯のレンズだって捨てたものではない

頭でっかちとは、ある種の洗脳状態だと思う。洗脳であるから、自分では真っ当な考えで生きていると信じて疑わない。とかくレンズに関して頭でっかちになりやすいもので、カタログを眺めるとき選択肢の中から使い勝手のよいものを見逃して
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内なる律動を裏切る創作はしない

人それぞれの中に固有のリズムあるいはグルーブ、律動が存在している。これは音楽に限らず、言葉を話す、書く、絵画を描く、デザインする、写真を撮影するなどなどあらゆる生活にはっきりしたかたちで現れる。なにを言っているかわからな
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機材車、ロケ車の話

いまどき車は頭痛の種筆頭とも言える消費財ではないだろうか。もしかしたらいつの時代も、そういうものだったかもしれない。だとしても、税制がころっと変わり一車種に長く乗りたくても買い換えへ背を押されるのには辟易だ。景気が絶好調
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15mm,45mm,80-200mmという選択から

海景と題した作品づくりの撮影では、タイトルに記した通り15mm,45mm,80-200mmが標準的な装備になりつつある。これはこれで私の求めているものが収まる画角なので問題はないのだが、すべて別メーカーのレンズである点が
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自由のためにすべきこと

人は生まれる場所も能力も選べぬまま産声をあげるのだが、いつの間にかこのことを忘れて平等と公平を望むようになる。私だってそうだった。幼い日には兄弟間の平等を、成人しても社会的な上下関係に平等を望んだ。しかし、生まれた時点で
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一晩寝かす、数日寝かして納品する

なんだかんだでJPEG撮って出しの納品を迫られる人もいるだろうが、大概はRAW現像して写真を納品しているのではないだろうか。写真は撮影したらすぐ画像が手に入ると考える一般の人が大多数なのだけれど、撮影者にしてみれば撮影も
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ちょっと来てには応えない

先の記事に人脈やチャンスを期待して自分と自分のギャラをお安く設定する必要はない旨を書いた。相手が誰であれ、つまり知り合いや親しい人であっても、この鉄則は変わらない。大人同士の商売がからんだ話に期待は禁物で、期待することで
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ギャラの請求の話2

前回は、自分の料金表をつくる、なんだかんだあるけど相手が口にする金額を額面通り受け取ってはならない、といったことを書いた。対策として、料金表より高い金額を相手に示す、これが結論であった。だったら料金表は意味がないのでは、
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ギャラの請求の話

損得、利益は関係ない仕事というか愛の領域は別のジャンルで純粋芸術とも言えるものだけれど、人間どうしてもお仕事が付いて回る。このお仕事についての話題だ。 もうだいぶ前、それは私がフリーランスな仕事をはじめて大して経っていな
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1枚の写真を構成する

写真は絵画よりグラフィックデザインに近いものがある。その場に存在する物体を適切にフレーミングする行為が、ビジュアル素材と文字要素などを組み立てあげる作業に似ているのだ。たとえばグラフィック広告。写真またはイラスト、キャッ
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Mamiyaya 645 PRO 程よさというバランス

  Mamiya 645 PRO が撮影環境に入り、馴染みつつある。慣らし運転を経て作品づくりの定位置につき思うのは、やはりマミヤのカメラだという安心感だ。マミヤの中判フィルムカメラばかり使い続けてきた私にとっ
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盗撮という語が独り歩きしている

かつてスナップという写真ジャンルがあり、同時に「盗撮」と呼ばれるものもあった。このとき盗撮と呼ばれたのは風呂場の盗み撮りなど、あきらかな犯罪行為に限定されていた。だが、いまどきは公共の場でカメラを構えることそのものが盗撮
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手ぶれする脇が閉まっていないと言われるなら

カメラを構えるとき脇を閉めろと言われるけれど、実行しにくいなら脇のことは忘れたほうがよい。脇ではなく、上腕部を胴体に沿わせる、くっつけると考えるほうが実情に合っていて適切だ。 論より証拠、カメラを構えてみてもらいたい。脇
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ブローニーフィルムの作法について

あれこれWEBを検索していると「中判ナニナニの取り扱い説明書を売ります」とオークションサイトが引っかかったりする。大概の場合、中判カメラの構造であるとか使い方は機種が違っても似ているので数千円払って取説を買うほどではない
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中古フィルム機のコストや価値やら

ひところ鉄くずと化していたフィルムカメラの中古市場価格がじわじわ持ち直し、オークションでは存在価値をはかるかに超えた異常な価格がつくようになった。だがオークションで競り落とす際の心理は写真愛好家の現在の気持ちを反映したも
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肉体とカメラの同期

「ウエストレベルファインダーで垂直水平を出す」と題して、まさにタイトル通りにコツらしきアレコレを書いた。で、ふと思った。肉体とカメラが同期できるか否かが、けっこう写真にとって重要な意味を持っているのではないだろうか。 私
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ウエストレベルファインダーで垂直水平を出す(またまた一部改定)

ウエストレベルファインダーは低いカメラ位置を自然に得ることができるのだが、被写体像が左右逆像になるため慣れない人にとっては垂直水平を出すのが一苦労だろう。三脚を用いれば問題は解決されるが、三脚を使用する撮影ばかりとは限ら
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デジタル中判とフィルム中判

以前、旧オフィスサイトにデジタル中判はフィルム時代のそれとまったく違うものになったと記事を書いた。そして昨今の1億画素機の登場に「フィルム時代のそれとまったく違う」とますます感じる。 (いまはフラッドベッド式が高性能な)
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人物を撮影するという行為

狭義のポートレイトとしてではなく広義の人物撮影について書く。ポートレイトとすると、ピンナップポスターの写真や巻頭グラビア写真の撮影に限定した話と誤解されがちだからだ。つまりピンナップ的なものから肖像、ルポルタージュまでひ
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経済寸法と別にアスペクト比の話

写真がデジタル化されてもフィルム時代のなごりが画像およびプリントのアスペクト比として残っている。アスペクト比について、いずれ workshop で触れるつもりだが、この様々な判型の比率の違いはかなり大きく無視できるもので
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ガンマ値とコントラスト:補足

workshopにガンマ値とコントラストについての話題を掲載したのだが、ふと思うことがあり当記事を書く。 直感的に両者の違いがわかりにくいかもしれない。 で、こんな方法で実験をすると理解しやいと思うのが以下。 曇り空を撮
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「Standard line up」はレンズ購入に困ったとき悟ったもの

・必要最低限のレンズ、必須となるレンズ ・1本なら、3本なら、と限定したレンズ選択 ・手持ちレンズの焦点距離を拡張する際の合理的選択 を「Standard line up」として別サイトで紹介した。そちらの記事にもさらり
-> Continue reading 「Standard line up」はレンズ購入に困ったとき悟ったもの

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